意外と(?)人気の記事だったので

読んでいただいた方が多くて、検索している方がおおいのかと。

 

那須正幹さんの『ズッコケ中年三人組 age42 』を読んでー小説備忘録ー

※かなりネタバレします。

 

この本、児童書の続きの回顧シーンとリンクしています。

例えば、小学生時代に神社の狸の妖怪の魂を鎮めた話が、

42ageでは地域改革によって掘り起こされて災いが…とか。

イラストも当時のものが一部でてきます。

 

それと同時に、リアルな現代の社会問題(?)を同時に解決していきます。

『問題解決』という点では小学生の時と同じですね。

3人は変わらず仲良く、協力し合っていて心強い。

 

リアルな問題というのは家族問題と学校問題。

子供が不登校だとか、いじめだとか。

どうしようもない散々な実情ではなく、

よくありがちな程度の不登校といじめだったりするので

共感を得やすく、また将来も明るくて重すぎない。

 

特に明瞭だったのは

不登校の息子の心に寄り添うハチベエの言動から息子が変わっていったこと。

友人の死がきっかけとなっていたけれど、その事故から息子と父親が関わり、

見方になったことが一番の原動力かと。

 

もう一つは、モーちゃんの娘のいじめから立ち直るシーン。

教師のハカセも巻き込んで頼もしい教師のアドバイスを頼りに見守り続けたこと。

よく言う『見守る』とは?と思うけれど、親の心が成長することなんじゃないかな。

モーちゃんが子供の頃に聴いていた楽曲を元に娘の真実を聞き出せたこと。

これらはよくありがちな方法なんじゃないかなと思いました。

 

いじめに頼もしい教師がいて、いじめを認めない教師がいて、、

矛盾だらけで真実がみえてこない。

親のもどかしさや子供のいじらしさがよく伝わります。

 

頼もしい教師は具体的ないじめ解決方法を提示してくれています。

魔法使いのような教師。でもそうであってほしい。とおもわずにはいられない。

 

ハカセは42歳で重い腰をあげて免許を取得したり女の人を誘ったり前進する姿も共感できる人おおいんじゃないかな。

 

特に、いじめにフォーカスしているわけではないけれど

クラスのいじめが気になる教師は一度読んでみて欲しい。

重すぎないかといって、リアルで教科書通りではないことが何かのヒントになるんじゃないかな。

 

 

 


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